TVの天気予報は、海岸線は曇り時々雨、最高気温は16度と報じている。寒さに疲れたので内陸に逃げることにする。
E-6を15キロ程度北に戻りE-10に乗り内陸に向かう。30キロほどでスエーデンに入る。
晴れ間が増えてくるが気温は上がらない。18度前後と走行中は相変わらずフル装備状態。更に走ると雲が厚くなり雨が降り始める。初めはパラパラだったが、そのうち本降りになる。合羽を着ようともしたが、ゴアテックスのインナーの防水性を試すためにそのまま走り続ける。
2時間程度雨に晒された結果は、下半身がすこし染みてきたが上半身はOKである。これなら合羽をもつ必要はないかもしれないな。
雨の間は気温が10度近くまで下がり極寒状態。メーターパネルに付けている温度計は通常エンジン熱の為気温より10度程度高い数字になるのだが、それでも20度以下を示している。
ハンドルバーに取り付けているデジタル時計の温度計は12度を示していた。まるでエレファント・ライドである。
E-10と45号線が交差するGallivareでガスを入れ雨宿りをしていると、南から上がってきたフィンランド人のカップルに会う。45号線は凸凹はあるけと眺めは良いとのことである。
「ノルウエーの物価は高いよ」と言うので、「缶コーラが2.5ユーロもするのでびっくりした」と私。フィンランドは、今回2日間しか居なかったので、次回はもっと走りたいものである。
45号線に乗ると天気が回復してくる。しかし、気温は上がらない。日が差してくると幾分ましになるが、それでも17度程度である。
休憩していると、一度すれ違ったBMWのR75のおじさんが引き返してくる。「なにかトラブルか」と言うので、「休んでいるだけですよ」と言うと、何だかんだ話し掛けてくる。
古いバイクなので色々問題があるとのことであるが、心底楽しんでいる様子であった。腰に(多分地図を見るための)マグライトをぶら下げていたので夜も走るのかな。10時を過ぎても明るいのだが、、、
今日は、何とか距離を伸ばした。Stourmanの観光案内所を兼ねているLuspenHotelに投宿(55ユーロ)。目の前に中華がありそこで夕食。