キャンプ場に連泊しようとも考えるが、3日間走りつづけて1日休むペースをキープする為にキャンプ場を後にする。
68号線を北上して海岸に出るつもりだったが、途中で変な方向に行ってしまう。GPSの指示方向が明らかにおかしいので引き返すが、途中にわき道があり、そっちからでも海岸に抜けられそうなのでわき道に入り込む。多少舗装は悪いが問題なし。
只、問題は更に分かれ道が沢山あり迷いまくる。結局、68号線に戻るまで1時間程度うろうろしていた。ダートも少しあり、こけそうになったりもしたが面白かった。フル装備でのダート走行はまだ緊張する。
ガスを入れていると、スキンヘッドの2メートル近くあるライダーが、「どこから来たの」と話し掛けてくる。彼は、スズキの500ccの後ろに10歳位の娘を乗せてツーリング中。500ccが50cc位に見える。娘共々Rukkaの皮をしっかり身に付けている。
「そのバイクじゃあなたには小さすぎるでしょう」と言うと、「僕に取っての最初のバイクだからね。それと、この国は保険がとても高いので、大型バイクになるとこの4倍程度かかるのさ」とのこと。
高コスト・高負担の国であることは承知しているが、保険・税金負担は相当の様である。それでも、それで社会の安定が保たれるのであれば皆良しとしているのであろう。それも、これだけ広大な国土と少ない人口があってなせる技ということであろう。
Gavle(ストックホルムから200キロ程度北)で68号線がE-4と合流する。E-4はメイン道路なので状態は良いが交通量が増える。
今日は距離を稼ぐつもりで結構飛ばすが、5時過ぎになると結構疲れてくる。予定より300キロ程南のHornosandのFirstHotelに投宿。703クローネ(ガレージは90クローネ)。
今日は北緯60度を越える。後10度程度上がれば目的地だ。しかし、ハーレーが多い。ゴールドウイングも結構見かけたが、圧倒的にハーレーである。BMWはちらほらである。