天気は良いが気温は6度と極めて低い。 まあ、風が無いのでパークウエイ上も大丈夫だろうと踏み出発。 Ashevilleからパークウエイに乗る。 適度にカーブがありとても走り易い。
制限は45マイルなので、50-55マイルでのんびりと景色を眺めながら走る。 ルンルン気分で10マイル程北上すると、突然道路閉鎖のサイン。
なんということだ。これ以上進めない。他の車も皆困っている。 わき道があるので、そちらに行ってみようとも考えるが、相当ワインデイングがキツそうなので引き返すことにする。 フリーウエイで閉鎖区間を迂回して、途中から乗ることにする。
この区間はパークウエイの最高標高(2000メートル)があるので、その為の閉鎖なのだろうか。 しかし、もう少し前に知らせて欲しいものだ。
I-40とI-77を乗り継ぎ、再びパークウエイに乗る。 終点まで約200マイルのライデイングである。
この区間(ヴァージニア州に入っている)は、快適の一言。 「森を抜けて丘を越える」感じである。
調子よく走っていると、前方に徐行車あり。 減速しながら追い越す。 しかし、そこは追い越し禁止区間。 なんと、運が悪い事に、前方にレンジャーの車。
こちらを指差している。ああ、追いかけて来るかなと心配すると、案の定サイレンを回して追いかけて来る。 しかたがなく停車する。
ここで、タイなら袖の下の準備をするのだが、アメリカではそうもいかず、切符を切られるのを覚悟する。「追い越し禁止なのに駄目じゃないか」とのお叱りに、「誠に申し訳ない。停まろうとしたのだが、車間が短く危険と判断し追い越してしまった。
安全を考えての措置とはいえ、違反をしたのは申し訳ない」とひらに謝る。 「じゅあ、気をつけて行きなさい」と無罪放免。ああ、助かった。
その後は、ひたすらパークウエイを北上する。 気温は12度位と肌寒かったが、天気が良かったので気分良く走れた。
ヴァージニアの200マイル区間は、標高は1000メートル以下なのであるが、景色はとても良い。
7時過ぎにようやく終点に着き、I-64にぶつかる。 I-64を30マイル程走り、I-81に乗り、更に25マイル程のHarrisburgのHawardJohnsonに投宿(44ドルプラスタックス)。
走行457マイル。 55マイル前後で走った為か、燃費はリッター当たり26キロと驚異的。 インジェクションの効率はとても良い。さあ、明日はニューヨークだ。