豪州半周:2001年冬

2001年12月24日 DAY 3

今日は、当面の目的地であるAirlie Beachを目指す。

クリスマス・シーズンで宿が混んでいそうなので、目的地に早めに着く為早朝出発(6時)。

3時半に起きて夜明けを待って町を散歩する。本当に小さな町で何にもない。町全体が植物園のようである。

4時半頃に夜が明けたが、目覚めは鳥の鳴き声だった。



Bruce Highwayをひたすら北上する。片側1車線だが、交通量が少ないので快適に走れる。気温は朝方は涼しかったが、すぐ酷暑ツーリングになる。

休憩していると、「この暑さだから、少なくとも1時間毎に止まって水を飲むように」とR80GSを持っているというバンのお兄ちゃんに勧められる。

町間の距離が長いのと暑さの為か、バイクをほとんど見かけない。 昨日までは結構ピースを出したのと大違いである。

タイで乗っているのでそれほど気にならないが、確かにこの暑さではバイクはきついだろう。



ガス・ステーションでのある発見。

オージーは裸足が好きのようである。車から降りてくると裸足の人が結構いる。短パンにTシャツと極めてラフな格好に裸足は、アメリカ人の靴とタイ人のサンダルの上をいっている。

こちらはフル装備のライディング・スーツなので、「暑いだろう」とよく聞かれた。でも、こいつを着ないと火傷をしたりひどいことになる。

Tシャツライダーにもたまにすれ違うが、あくまで短距離ライドであり、長距離は無理。



GSの燃費は約20Km/L。320キロになると警告等が点灯する。ここでのガス消費量は16L。満タンで22Lなので、420-450キロ位が限界のようである。30Lのタンクがあると安心だな。



順調に走ってAirlie Beachの入り口の町であるProserpineに3時に着く。

観光案内所があったので、暇そうにしていたサンタ帽を被っていた小父さんに宿を尋ねる。「どんなのか好みかね」と聞かれたので、「海が見えて、プールが付いていて、更にキッチンがあれば理想的」と言うと色々と探してくれる。

中々ピッタリするのが見つからなかったが、ようやくMaritinique Whitsundayというコンドミニアムを見つけてくれる。

160ドルと安くはないが、高台にあり眺めは抜群。プールはどちらかというとスパに近く、日本の露天風呂の雰囲気。フルキッチンもついており満足。

広さは一番小さい1ベッド・ルームのユニットでも100平米はある。極めつけは、部屋に備えられている洗濯機と乾燥機。

いままで、結構贅沢な宿に泊まったことがあるが、部屋に洗濯機と乾燥機が付いているのは初めて。今までの習慣で選択は手洗いのつもりだったが、せっかくだから文明の利器を使ってみることにする。



ここに3日間滞在し、さんご礁を観に行くつもりだが、クリスマスを挟むので店が閉まることを考え、スーパーで食料品を買出しする。

野菜を中心にかなり買い込んだが35ドルと格安。中華のテイクアウトの1回分と同じ位である。中華は美味いだが、油がきついせいか常にもたれる感じがする。毎回中華の後は、腹がタプタプする感じになる。

今日の走行は795キロ。3日間の走行約2200キロ。第一ステージ終了である