南欧へ:2002年春

2002年4月28日 DAY 2

朝の外気温を測ると、なんとマイナス5度。やはり4月のドイツの寒さは半端じゃない。暖を求め南下することにする。

朝、街を散歩するが、日曜のせいか人が全くいない。



A-36/E-54に乗るとすぐにフランス国境。

久しぶりのオートルート。制限は130キロだが、車の流れが150キロ以上なのは前回同様。前回は1100GSだったので快適に走れるのは140キロまでだった。

今回は160キロを越えても楽チンである。

向かい風に悩まされるがA-39、A-42、A-432、A-7、A-9、A-54と乗り継ぎアルルまでの700キロを約7時間。

新型は防風効果が極めて高く、風が弱ければ180キロ超えでも快適に流せそうである。160キロでも燃費は14-15キロとかなり良い。



新開発のサーボアシスト付EVOブレーキは、ABSに前後連動システムを組み合わせた物で、高速時からの制動距離はものすごく短い。

160キロで流していると大分前方を鹿が出てきそうになったので、試しに強くブレーキをかけてみたが、あっという間に60キロまで減速した。

但し、リアを踏むとフロントも効き、フロントがダイブする感じがする。テレレバーの為ダイブの度合いは少ないが、ちょっと違和感がある。

フロントを握るとリアも効くが、こちらはそれ程違和感はない。

スタート時は、ABSランプの点滅が遅くなるまで5秒ほど待たないと、システムが作動しない。不作動のままだとフロントを握っても効きが甘いのでドキッとする。作動すると効きがきつすぎる感があり、低速ではちょっと使いづらい。

まあ、高速でのパニックブレーキでは抜群の効果を示すブレーキシステムであるが、今までの通常ABSシステムの方が使いやすい。



街の中心の広場にある3星ホテルに投宿(60ユーロ)。室内ガレージがあり安心(8ユーロ)。



遅い夕食を野外レストランで食べているうちに日が暮れたが、気温は4度まで下がった。日本人観光客が目に付く。近くのテーブルに陣取り、大声ではなしておりうるさい。

走行706キロ