4時半に目が覚める。この時間に目覚めると、日常生活のリズムに合ってくる。
今日は、戦没者の冥福を祈るメモリアル・デーで、3連休の最終日。首都に3万台のバイクが終結し、イベントをやっている様子をTVで報道している。
今日中にロッキー国立公園に到着できるのだが、まだ人が多そうなので、近場の街(Dillon)まで行くことにして、明日本格的に訪問することにする。
US-50を西に向かう。今までは全てフリーウエイ走行だったので、今日はのんびりと一般道を走る。コロラド州道9号線に入るとめっきり交通量が減る。
50-60マイルでトロトロと流す。今日の走行は150マイル弱で、ほとんど休養日。途中頻繁に止まり、ライダーとの会話を楽しむ。
祝日の為か、そこら中にライダーがいる。今日は時間に余裕があるので、暇つぶしに片っ端から話し掛ける。取り敢えず相手のバイクを誉めるのが会話の始まりになるのは世界共通。
今日話した相手のバイクは、ゴールドウイング、ハーレー、ホンダのトレール、CBR600F等。皆気さくで楽しい時が過ごせた。バイク乗り同士共通意識のおかげか、すぐに話ができるのはありがたい。
コロラド州道9号線を北上すると大陸分水嶺を越える。道路上のピークは約11500フィートで、気温は52度まで下がった。グリップヒーターが活躍した。
アリゾナ、ニューメキシコでは、100度前後の灼熱ライドだったので大変な違いである。急激な気候変化を楽しめるのは、アメリカ・ツーリングの醍醐味である。
只、2日間ヘルメット越しでもかなり日焼けをし、今日は寒気にさらされたので、肌がバリバリである。顔中にワセリンを塗って凌ぐ。峠に近づくにつれロッキーの山並みが姿を現す。
雪を被った峰々を正面に見ながらの極楽ライデンス。聴く音楽は喜太郎で決まりである。
のんびり走った為か燃費が異常に良かった(60.6マイル/ガロン、25.6キロ/リッター)。インジェクションの燃焼効率の高さのおかげであろう。
投宿したのは、Super8 Motel(59ドルプラスタックス)。Di
llonの街は、スイス・アルプスの様。街をぶらついていると、アウトドアーの店があったので入ってみると、欲しかった時計(気圧、方角、高度等を表示)があったが、200ドルと日本(32000円)で買うよりは安いのだが、迷った挙句思い留まった。
中華レストラン見つけ、マーボー豆腐と野菜スープをテイクアウトする。モーテルは電子レンジが付いているので、明日の朝は残りを暖めることができる。冷蔵庫も付いている。
さあ、明日は、ロッキーだ。